Deadline Khan Al Ahmar ハーン・アル・アフマルの立ち退き期限

Khan Al Ahmar (ハーン・アル・アフマル) ベドウィンの住む村

この村は東エルサレムの外れにあります。
詳しくは前回の記事を→Khan Al Ahmar この村が消えるということ。

元々、別のところに住んでいたベドウィンの人たちが過去に2度イスラエル政府より移動を命じられこの地に移ってきました。
彼らが今住んでいる場所の少し高台に井戸があったため、そこから水を供給していましたがその場所に入植地が作られその井戸はユダヤ人しか使えなくなりました。
彼らはイスラエル政府から高値で水を買うしか出来ません。月に15万円以上の支払いです。
ベドウィンは遊牧民でラクダを飼っていましたが水が足りず、また移動の制限もかけられているためラクダは激減。

10月1日までに自らの手で家々を壊し出て行くようにイスラエル政府から通達が出ています。
それは入植地を作るためです。

とても理不尽なことです。

ここには村の人々が作った学校があります。この学校は近くのベドウィンコミュニティーから通う子供達もたくさんいます。今まで最寄りの学校が遠く、教育の機会を得られなかった子供たちも喜んで勉強しています。

なぜここが?潰されなくちゃいけないの?

この村の場所にその答えはあります。
*黄緑→エルサレム旧市街
*水色→入植地
*赤色→国道(ジェリコに通じる)
*黄色→ベドウィンの村

国道を挟んで入植地に囲まれています。この村を潰し新たに入植地を作ることでエルサレムからジェリコへのパレスチナ人の移動の制限。
また、北はラマッラー(現在首都的機能を果たしている)、南にはベツレヘムやヘブロンという都市があります。赤で示されている国道は新たに入植地ができるとユダヤ人しか使えなくなり、パレスチナ人の道路使用は禁止され今まで直線で行けた場所へは迂回し、チェックポイントを通過しなければならなくなるため30分が3時間、時には許可が下りず行けないという事態も発生するでしょう。
パレスチナが北と南へ分断されてしまうのです。物流は滞り、経済は衰退するのは目に見えて明らかです。
同じ国なのにチェックポイントを通過しないと移動できない、しかも許可まで必要。それよりも今まで住んでいた場所に理由もなく退去を命じられること自体、人権侵害だと思いますし、何よりジュネーブ条約の文民保護に違反しています。

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