想像力より大切なもの
今まで想像力がとても大切だと思っていた。
なんなら一番大切だと思っていたし、その欠如をネガティブなものと捉えていた。
しかし、そうではなかった!驚いた!想像力もちろんあったほうがいいと思う。しかし絶対ではない!
友人の対談イベントに呼ばれて参加したときのことだった。始まる前から彼女は酔っ払っていた。
人々が集まるに連れてどんどんお酒のペースが速くなる。そう、会が始まる頃にはもう泥酔状態。
空気?そんなの読んでません。ただ吸ったり吐いたりしてるだけ。
ドレスできていた彼女の友人は酔っ払った本人からスカートめくりをされたり、ワインを口から吹き出したり、何でもあり。
彼女は周りがどう感じるかなんて想像しただろうか?
絶対していない。いや、してたかもしれないけどそれにアジャストする余裕はないくらい酔っ払っていた。
しかし、これがあったのだ。
愛嬌と笑顔
彼女は全力で楽しんでいて全力で笑っていて全力で周りを信頼していた、身を委ねていた。
目の前に人がいて、支えるから倒れてみて!と言われて素直に力を抜いて倒れるだろう、彼女は。
それくらい安心しきって信頼していた。だから空気なんて読まないし、相手のことを想像して察してなんてする必要がないんだ。
愛嬌があるというのはニコニコして可愛らしいとは違うんだ。全身全霊で相手を信頼しているからこそ醸し出せるものなんだ。
愛嬌がない私だけれども、こういう生き方もあるんだ、と感動した日でした。全力で信頼して委ねるってかなり難しい