緑色の夢
今朝方夢を見ました。とてもはっきりした夢です。
そこには去年亡くなった父がいました。
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わたしが父に最後に会ったのは父がまだ30代半のころ。亡くなったのは64歳、わたしは今42歳。
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父の見た目は30代のまま黒いジャンバーを着ていました。わたしは今のわたしです。だけど、父の話しかける感じは子供に話しかけるそのものでした。父の身長は175cmくらい、わたしは163cmあります。だけどその目線の角度は子供の目線でした。

あっちゃんと離れたのは何歳の時だったかな?小学1年生だったか2年生だったか、小さかったね。
うん。パパ、わたし、小学3年生だったよ。
そっかー。あの時は離れたくなくて戦ってたんだよ。
わたしと父、二人で話をしていました。わたしはすごく幸せな気分でした。
すると遠くから見えます。
あ、母が帰ってくる。弟と。
どうしよ、お母さんは驚くかな?悲しむかな?怒る?混乱する??どうしよ。
わたしはそんな気持ちでソワソワしていました。
母と弟は私たちを見るでもなく、部屋の中へ入って行きました。
何事も起きずにほっとしたわたしに気がついたのか父は
パパはそろそろ行くね。いいものあげるよ。
父はポケットから緑色のビスケットを取り出しました。野菜のビスケットです。
はい。体にいいからあっちゃんにあげるね。
二人で外に出ました。父を見送るためです。外には台車にいっぱい積まれた緑色のビスケットがあります。
あっちゃん、これはあっちゃんのだよ。
そして父は去って行きました。背が高くてすらっとしてかっこいい後ろ姿でした。
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とても生々しく、現実的で非現実的な夢でした。
わたしは父がいないことがとても悲しかったことを思い出しました。この夢のビスケットは多分『愛』だと思うのです。愛と言葉にすると気恥ずかしい感じもしますが、間違いないと思います。わたしは父の愛がなかったように思っていた節があるのですが、それは間違いでこのビスケットと同じくらいいっぱいの愛を受け取っていたことも思い出しました。
今日は全く同じものではないですが、緑色のビスケットを買いました。
父との思い出として緑色のビスケットを食べます。
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